7月ぐらいのこと。

正義「このサイト見てみ。ハンバーガー100個だってさ」
マミヤ「うっわー、こんなのやる奴居るのかよ」
正義「やろうぜ
俺「いいね

こういうノリが大好きです。

と、いうことで来る8月29日、某駅近くのマクドナルド略してヌケドに集まってハンバーガー100個食うことに。
面子は俺と葉月と正義と樹とシン改め王子のやっとかめ五人組に加え、
AKI・マミヤの高校時代の同級生と丹羽・ジョー・レッドの後輩三人組を入れてぴったし10人。
(以上HN&敬称略スマソ)
一人あたり10個はちぃとキツいですが足りない分は勇気で補え!
とりあえず朝食を抜き万全の体調で迎えた朝
ちょいと睡眠不足ぎみだったのは秘密だ
いざ鎌倉とチャリをきこきこと漕いでると唐突にちゃらりらりんとメールが。
んー、こんな朝早くから誰だ…レッド?



「ごめんなさい風引きました無理です」






オンドゥルルラギッタンディスカー!

風邪?!そんなもん根性で何とかしろ!っていうか食い扶持減るんだよ食え!(最低
と病人に返信する訳にもいかず、とりあえずお大事にとつぶやいて一人あたま+1個の事実に頭を抱えつつ現地到着。
ん、10分近く遅刻しちゃったんだけど思ったより人が少ないなー?
まぁ割とマターリした性格の奴が多いし30分もすりゃ来るだろ。


一時間後。

正義「すいません、樹さんメールに出ないわ携帯に出ないわ自宅は留守電だわでどうしょうもないんですけど

音 信 不 通
なんと樹コンチクショウ、予想外のミッシングリンクです。



オン(ry

これで一人あたま12個+α。
こりゃ無理だろ…な雰囲気が微妙に流れる中、だがしかしそこで救世主が!
偶然来ていた後輩の一人・A(仮)が参加してくれることに。おお神よ!
激しく感謝しつつもうこりゃ待機しても意味ないだろということで店へ。



(ちょっと待機したりなんなりが響いて)昼飯時にも関わらず案外空いてる店内。
途中参加を承諾してくれた上にちょうど座りやすい位置の席を取っておいた後輩Aに礼を言うべく声をかk

俺「お前なんでテリヤキバーガーとサラダ食ってんだよ?!
A「大丈夫っすよ、ちゃんと食べますから!」

大丈夫かよオイ。
不安を感じつつもレジの列へ。注文するのは俺の役目です。
友人と「笑わないでハンバーガーを100個頼む練習」をしながら暇を潰しつつ待つこと暫し。

店員さん「いらっしゃいませ!店内でお召し上がりでしょうか」
俺「あ、はい」

練習の甲斐あってか今回は真顔です。

店員さん「ご注文をお願いします(スマイル」
俺「ハンバーガー100個で(真顔」
店員さん「………?(スマイル石化」
俺「
100個で(真顔
店員さん「
……100個ですか?(えらい硬いスマイル
俺「
ハンドレッドっす(真顔
店員さん「
……少々お待ち下さい(鉄のスマイル

おや、スマイルこそ固まったけど案外普通の反応だな?
結構こういうアホやる人間多いのかなー、と前回に引き続き思っていると
ベテラン従業員を引き連れて戻ってくる店員さん
Withひきつり笑顔。
笑いを堪えるので必死な俺。
それと
「お前ハンドレッドはねぇだろ」と突っ込む友人の声。

ベテランさん「ほら、ここを…こうして。こうすれば100個注文できるじゃない」
店員さん「あ、本当だ…」
ベテランさん「はい、えーとこちら8000円になります」
俺「はい、10000円で」
ベテランさん「こちらお釣りになります、お確かめ下さい。
         
少々お時間がかかりますが宜しいでしょうか?」
俺「構いませんよ」

いやまあ即座に出てきたらビビるわ。
そんなことを考えつつとりあえず席へ。

俺「絶対2,30分くらいかかるってー。俺のカンに間違いはない」
A「っすよねー。少々とか無理ですよ」

と、現ヌケド従業員の後輩Aと雑談する元ヌケド従業員の俺。

〜以下愚痴〜
高校時代に平日朝5:30・週三日の割合でン十キロの荷物を補充倉庫整理開店準備の重労働を
都内最低時給ギリギリの710円早朝割り増し無しでやらされたのを未だに覚えてますよヌケドT川I勢丹前店の皆さん
〜以上愚痴〜


店員さん「こちら32個になりますー。残りは順次持ってきますので少々お待ち下さい」

そんなこんなでダベったりダベったり
俺が誕生日プレゼントを貰ったりしているうちに10分程度で全部揃いました。

俺「思ったより早かったね」
A「っすね」

ドライブスルー完備の店は作るのが早いようです。
やはり駅前デパート前のちっこいヌケドとは格が違う。


まぁ何はともあれとりあえず重ねてみることに。



重ねてます重ねてます

流石に100個揃うと壮観ですね
ある意味。







100個と一緒にお前ら表へ出ろ
※不自然に欠けてるのは素顔の部分を削っているためです


お約束。
ってーことで早速食うことにしましょう。いざ鎌倉。

予想通り5個までは結構簡単に食が進みます。
冗談半分に複数のバーガーを重ねて食う猛者も現れ、かくいう俺も4つ重ねて食ったりしました。
子供のころからの憧れというわけではありませんが、普段出来ない子供じみた真似が出来たので割と満足。
言い訳がきくうちに取り返しがつく程度のアホをやらかすのが大学時代の目標です。

子供といやぁ向かいの席に座った小学生と思しき少年たちが好奇心ゆんゆんの目でこちらを見てきます。
心が痛いです。
クルー(従業員)の皆さんもゴミ箱掃除にかこつけて、あるいは堂々と様子を見に来ます。
違う意味で心が痛いです。

余談ですが、元従業員としてハンバーガー100個を作る辛さはよく判ります。
最近の製作手順では一度に2つまでしか作れません。単純計算で同じ作業を50回繰り返す必要があります。
それプラス一度に9枚しか焼けない肉を単純計算で11回も焼き、
一回or二回ケチャップ・マスタードとオニオンを補充する必要も出てきます。
あるいは肉を使い切って軽く10kgはするダンボール箱in肉を倉庫まで取りに走ったかもしれません。
いやいや、私とて元クルー。ハンバーガーを作る辛さというのはよく判っていますとも。
判ってる上で注文したんですがね!



まさに外道
この画像を張りたいがためにわざわざなんか嫌らしい文章にしたのは秘密


で。
人によりますが6個越えた辺りから厳しくなってきます。
お喋りに終始する者、テープを回して撮影を開始する者、
MMRに逃避する者と様々。
果てには、

「ちっと腹ごなし兼ねてジュースの買い出し行ってくる」
「生まれ変わってくるわ」

などと言って席を立つ者まで。
俺も無糖コーヒーを2Lも飲みました。ノド渇くんだわこれ…

当然の話ではありますが、こうも同じものばっかり食ってると段々ゲンナリしてきます。
具体的に言うと「味の単調さ」「臭い」「ノドの渇き」の三つ。
味の単調さは言うに及ばず、意外にも厳しいのは臭いで
ハンバーガーの山の前に座った友人は
「臭いで食欲が失せた」と語るほどでした。
ノドの渇きもなかなか重要で、あまり飲むとハンバーガーが入りません。
というよりトイレが近くなります色々な意味で。
まぁ10個-1Lぐらいが妥当かな?と。俺は少し飲み過ぎました。

7個を過ぎると皆に変化が訪れます。
喋っているときは普段と変わらないのですが、食事に戻った途端に
さっと笑顔が消えるように。
そこにカメラを向けられて感想を求められては皆口を揃えてこう言います。

「ハンバーガー最高ッ!!」

目が笑ってねぇ。
まったくこんなことやろうって言い出したの誰だよ!
俺らだよ!!


開始2時間、流石に全員ノックアウト寸前。
途中で助っ人・タカーチが来てくれたものの流石に100個は食い切れず2時間と少しでノックアウト。
最高記録は自分とシン王子の10個。私は生まれつき鼻が弱いのが逆に武器となったようです。臭いのダメージ0。
全体平均は7〜8個といったところでした。うーむ、これも文系の限界か。
やはり11個の壁は厚い。結局10人で食べたものの10数個の余りが出てしまいました。完全敗北。
ちなみにA君は逆境にもかかわらず8個平らげてました。尊敬。



流石に周囲の目が気になるのでコソコソと退場しましたとさ。
そんなこんなで総括。
   ○まぁ10人で100個は結構無理があるわ
   ○味に飽きてくる上喉が渇くんでジュースが必要です
   ○でも飲み過ぎると入らなくなります
   ○何もしなくても臭いで食う気が失せます
   ○横になったらなったで臭いと吐き気でしょうもないことに
   ○ようは四面楚歌です


最後にこれからやる人に一言。
覚悟だけはしておけ…

>リレミト