ある日のこと。
俺「ヘイ正義、外食するように言われたんだが飯奢ってくれ」
正義「死ねよ」
俺「んじゃなんか案出せ案。安くて量あってウマい店」
正義「吉野家行って「並盛り・ツユを表面張力張るぐらい入れて下さい」って注文してこいよ」
俺「よしそれにした」
そういえば牛丼つゆだくネタってよくHPにあるけど本当に出来るのかなぁ…などと疑問に思っていたこともあり即答。
長年の疑問を晴らすチャンスです。とりあえずチャリをたらたらこいで近所の吉野家に行くことに。
※松屋はメニューこそ多いのですがつゆの上限が2倍までなのでこの手のネタに向きません。
と、現役従業員の自分が聴かれても居ないことを言ってみる。この手のネタが好きな人は注意。
さして時間をかけずに吉野家到着。
店員が妙齢の女性であることに気付いてやや尻込みするも(ってか女性の夜間バイトは危ないよお姉さん…)、
ここで逃げたら電波十二柱の名が廃るということで特攻。
従業員「いらっしゃいませー」
俺「えーと、並お願いします。つ、つゆをあ、溢れるぐらいで」(半笑い
従業員「はい。………並つゆだくだくお願いしますー」(素面
うーむ、思わず半笑いになってしまった。修行が足りぬ。
それにしても案外普通の対応。思ったよりこの手のメニューの注文って珍しくないのかなぁ…
と思いつつ厨房を向くと、俺のドンブリと思しきものにおたまでどばっとつゆを入れている従業員さん。
Σ(;´∀`)豪快さん?!
豚丼ってのは確か吉野家も穴あきおたまを使って適度に量・汁を調整して入れるんですが、
今回は明らかに穴の開いてないおたまを使っていました。
おたま一杯の液体を大雑把にどばっとドンブリに入れるのを目撃した俺が言うんだから間違いありません。
失礼とは判ってるけど写真撮ればよかったかも…
期待と恐怖が2:1ぐらいで入り混じりつつワクワクテカテカ待っていること暫し、店員さんが持ってきてくれました。
豚丼つゆだく320円
予 想 以 上
これはもはや豚丼ではありません。豚スープです。
スプーンで汁をすくえます
もはや箸を使うよりもスプーンのほうが上手に食えるという豚スープクオリティ。
妙に熱いので舌を火傷しかねません。限界との戦いです。
限界バトル叩きつけてぇー、傷ついたっていいn熱ッ!
なんかもう肉も米も汁の味しかしないなぁ、
風邪を引いたときに食べたおじやの味に似てるなぁとか思いつつどうにか完食。
流石に迷惑だっただろうと従業員さんに一応頭を下げることに。
従業員「320円になります」
俺「はい、ちょうどで。…すいません、変な注文しちゃって」
従業員「いえいえ」
と、営業スマイルを返してくれました。11時近くの真夜中にごめんなさいお姉さん。
とりあえず総括。
○肉が汁の味になります
○汁のおかげで米がふやけるわ味が消えるわでえらいことです
○味が徹底的に下がります
○熱くて火傷しかけます
○大人しく普通に食ったほうが10倍美味いです
まぁこんな感じでsいいとこねぇなぁ。
過ぎたるは及ばざるが如し、何事も適度が一番ってことでここはひとつ(・∀・)